2017年 12月 19日
43'th century breakdown |
耳に馴染むオルタナティブロックと、後ろからついてくる自分の足音を引き連れて。
歩きながら見上げる夜空に、煌々と白く輝く冬の星座。
吐く息が白く立ち昇り、冬のオリオンを少しだけミルキーウェイのように飾る。
いつか、きっと自分も。
あの夜空に輝くオリオンの光のように。
自分なりの志をもって、小さくとも少なくとも、人の、世の中の何かしらの役に立って、一生を終えられたら、どんなに素敵だろうと思う。
それを目指して、この一生を託した生業に没頭する。
広くは無くていい。
深さで勝負したいと。
でも、現実はどうだろう。
ボクの言う事やる事は、自分が想像している以上に程度の次元の低いもので、床スレスレを飛んでる、粗末な紙飛行機のようなものだ。
来年、10年目を迎えるこの生業も、実は
「ただ辛うじて存続しているだけ」
というものかもしれない。
ただ存続しているというのは、まるで、寄る辺なく海原に漂う水面の屑のようなもので、また、その屑そのものが自身のようにも思える。
この間のこと、また、ただの43年の齢を重ねた。
ボクは誕生日を言わない。
そこまで齢を重ねられた事を感謝する事すれ、祝って貰う事など畏れ多いという考え方からだ。
人が何と言おうと、それがボクの価値観なのだ。
だから、基本ボクも人の誕生日を祝わない。
それは、なんというか…
例えば、知り合いだから行く店の付き合いのような。
建前の付き合いを続けなきゃいけないような事は、辛い感じがするから。
感謝というものは、のべつまくなく述べなくても、また述べられなくてもよい。
でも感謝は、確実に心のどこかに忍ばせてないといけない。
それを目に見えるカタチで伝えられる人は、結構トクをしている。
だからボクは、もの凄く損をしてる(笑)
本当に我ながら、バカな生き方だと思う。
でも、そんなボクをバカにしていいのは、ボクだけだ。
ボクの43年目。
どうやらこの調子だと、43年目もまだ breakdown 出来そうにない(笑)
困った困った。
by radice-di-loto
| 2017-12-19 22:45
| diary