2018年 01月 16日
変態カップ。 |
「変態カップ」
ボクは2014.10月、アルストロメリアの生産で著名な信州片桐花卉園さんが主催の「第2変態カップ・信州片桐花卉園編」にて、タイトルを冠しました。
手書きの、片桐さんにしては清書であろう(笑)色紙の結びには、
「これからもますます変態の道を進んでいってください」
とあります。
片桐さん。
図らずとも、あなたの希望通りの扱いを受けております(笑)
ともあれ。
「変態カップ」とは一体なんなの???
と、ご質問を頂く事が度々ございます。
そんな疑問をお持ちの方も、沢山いらっしゃると思いますので…
簡単に概要をボクなりの解釈も含め(笑)
ご説明しますね。
●初回変態カップは、長崎の変態生産者さん「ワイルドプランツ吉村」の吉村さんが初代。もう4年前とか?そんな感じですかね。
●参加者は、花屋もしくは花関係の仕事に従事されてる方。主催者が製作者をオファーするケースと、SNSにおいて新規参加を募るケースとある。基本的には自由参加。
●花の生産者さんが主催という事で、その方が育てられてる花を必ず使用する事。それであれば、他の花を用いても可。
●花材は(無理くり買わされる)主催者である生産者が提供(笑)
●テーマ・デザイン・撮影方法など、指定花材を使用するというルール以外は全くの自由。実は、ここが一番恐ろしい(笑)
●SNS(主にfacebookでの公表でしたが、最近はInstagramでも転載されております)で公表される。
●一般ギャラリーのいいね数で初期順位のポイントが決まるというのが最大の見せ場。その後、数人の審査員による審査員点が加算されて、総合ポイントの多い者が勝利する。
(ごく稀に、主催者の一存で勝敗を決する審査方式もある 笑)コメントを入れるのも可。
●友人票が入ることを懸念して、公平さを保つ為に結果発表まで作者名を明かさないルールになっている。
※いいね数が順位に反映しないルールの場合は、初期から公表している
●勝利者はSNS上で「変態」という有難い烙印を押されます(笑)
ここで、歴代の優勝者をご紹介しますと…
※氏名略称
第1回 ワイルドプランツ吉村杯
fleurs trèmolo 藤野(広島)
第2回 信州片桐花卉園杯
flower atelier L o t o. 平光(山口)
第3回 リアル変態カップ 京都生花編
Flower Design 紫紺 吉岡(北海道)
第4回 おぼろ月カップ
花思草 瀬沼(栃木)
第5回 マトリカリア編
Flower shop こばやし 小林(大阪)
第6回 グロッバ編
De Bloemen winkel 中三川(東京)
第7回 アスチルベ編
Flower shop こばやし 小林(大阪)
第8回 信州片桐花卉園杯(2回目)
asebi 吉崎(東京)
第9回 変態カップ with MUM編
Fleur Mimosa 雨宮(東京)
第10回 ガーベラ蕾の巻
フローリストせきど 飯野(神奈川)
となってます。
あってるかな?(笑)
しかし、凄いですねーこのメンバー。
みんな、何してるんですかね爆
ちなみに、ボクが参加させて頂いた時の作品を結果とともに載せますね。
これするのは多分初めてですねー(^^)
タイトル「グリーンだよ、なめくじだよ」
※嘘です
アルストロメリアの芯を使ってるとゆー、花泣かせなアレンジです爆
タイトル「最新の便座って、アレだよ?水圧凄くて外に漏れるよ?爆」
※テキトーです
月のクレーターからアルストロメリアのおぼろ月を釣り糸で吊るしてるというトリックが全く伝わらない悲しい写真(笑)
ちなみに、本番撮影前に落下して大破しました爆
これは試し撮りのiPhoneフォトです(笑)
タイトル「only flower 4 U」
※これは真面目
マトリカリアでマトリカリアを作ったイメージ。キングスライム的な。この近日に亡くなったミュージシャンのプリンスの献花も兼ねたデザインでした。
タイトル「gravity」
逆さに吊るして撮影してるんですが、ボクのシチュエーション整え不足で、それが良く伝わらない悲しいフォトpart.2(笑)
写真自体の出来は素晴らしいものでした。
カミングアウトすると、何気なく外を見てた時に、美女が粘土の高い唾液を吐いてブラブラさせてるところからのインスパイアでした(笑)
タイトル「潜在と覚醒」
今回の変態カップは珍しく2カット写真でした。
独立されたガーベラの生産者さんへのエールを込めて、こんな風なデザインにしました。俯瞰からみた八重のガーベラと、そこから伸びやかに覚醒した蕾ガーベラを素直に見せたデザインなのかなと。
こんな感じで、ボクは変態カップ界でサイクルヒットを打ってます(笑)
なんなんすかね、アレ。
ヤキモチなんですか?(笑)
そーゆー事を大っぴらに言う奴ほど、大したこと無いってゆーか。
ボクは、そりゃあ勿論、作品の好き嫌いはあります。
でも、それは大っぴらに言うものでもなく、一部のちゃんと花の話が出来る友人達とアレコレひっそりdisるのが楽しいワケで(笑)
ん?
逆効果?(笑)
ともあれそんな作品や作者にも、一生懸命作ったんだろうなぁという点においては、リスペクトは絶対に忘れません。
大っぴらに平気で言う奴って、これが圧倒的に欠けてるんで、大嫌いです。
人が一生懸命やったものを、軽々しく上から物言うなやって感じですね。
ほんじゃあオマエやってみーや、
みたいな(笑)
どんな状況であれ、その時に出来る精一杯をやって世に出してます。
あの時あーしとけば良かった
とか、
この時こーしとけば良かった
と思えような作品は、出さない方がいいです。
とゆーより、出しちゃダメですよね。
ごめんけど。
上からかもしれんけど。
ほんと、申し訳ない言い方になるけど。
一生懸命やって結果を受け入れて人に失礼だしね。
じゃあ百歩譲ってやりかえたとしても、結果は多分そんなに変わんないと思います。
だって、その時に100%をもって来れなかったのなら、いくら答えを知ってても受からない受験のようなものだと思うし。
そこに合わせてくるのも、実力のウチなんですよねきっと。
それも含めて、コンテストなんだよね。
悔しい思いをして、伸びていくんだ。
本当に負けてはいけない。
本当に勝たなきゃいけない。
本当に越えていかなきゃならないのは、他の誰でも何でもなく、自分自身なのだと思う。
結果云々は時の運や見る人の主観によるものなので、真摯には捉えますがあまり気にしないようにしてますしね(笑)
…受け入れられないこともありましたけど(笑)
少し説教臭くなってしまうのは、野暮ですな。
花の事となると、つい熱くなってしまいます。
by radice-di-loto
| 2018-01-16 10:06
| diary